受けた痛みは石に刻み

今日の冷たい雨と風により、桜の花びらが大量に地面を流れておりはかない気持ちである。

 


日本は危機感がないと他国から散々に言われているところではあるが、どうにも危機感が持てないのはなぜなのだろうか。

流行り病の経験が少ないからだろうか。国民性なのだろうか。感染者数がまだ世界的に見れば多くない方で、身近に感染者がいないからだろうか。

 


今回起きていることは、よく見ておこうと思う。感染の広がり方、政治的対応、経済への影響、一人一人の意識や発言。

 


こんな危機はそうあるものではないし、反省は必ず未来に生かさなければならない。

COVID19は図らずも日本という国や人々の抱えているものを炙り出す装置となりそうである。

 


喉元すぎて熱さを忘れぬよう、石に刻み後世に伝えていくのが大人の仕事だ。