桜舞い散る中に忘れた記憶と

昨日、桜満開の中雪が降るという珍しいことが起きた。

東京では満開後1cm以上の積雪が見られたのは51年ぶりだそうだ。

関東は桜が満開になった最初の週末、一番花見を催したい時期に雨が降りやすいというイメージが私にはあるのだが、今回は雪、それも思ったより量が降ったため、とても新鮮な風景が広がったように思う。


今年に関して言えば花見の宴については自粛要請がかかっており、歩きながら目で見て楽しむにとどまっている人が多いと思うが、その中で我が国のファーストレディが個人版桜を見る会を開いたとして問題になっている。

断っておくと私は安倍総理に対して否定的なタイプではなく、政権批判をしたいということもなく、いわんや夫人に関しては今まで特段の感想はなかった。だが、今回の件は完全にアウトだと思う。花見はおろか週末の外出にも自粛を呼びかけている状況の中で、すごい神経をしているものだ。(もっとも、会が開かれた段階では都の週末外出自粛要請はかかっていないが)

完全な邪推だが、昭恵夫人は根っからのパリピなんだと思う。あまり深く考えないタイプの。

ファーストレディじゃなくても、夫がこれだけ慌ただしい中普通は花見しないだろう。大丈夫なのか安倍家は。


そもそも、花見しながら酒盛りする必要ってあるんだろうか。桜見てるのって序盤だけなんじゃないだろうか。パリピは騒ぐ、政治は絡むじゃ桜もいい迷惑だろう。


日本人は古来より桜を愛でることに心血を注いできた。異常なまでに桜が好きだと言ってもいい。しかし、最近は桜を見ることに必要のない要素が多すぎる。桜を汚さないためにも、日本人の純粋な桜への思いを守るためにも、歩きながらそっと目で楽しむ粋な花見に立ち返るべきなのかもしれない。